頭取メッセージ

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頭取メッセージ

「地域にとってなくてはならない銀行」であるために

グループ一体となって課題を解決する

近年、銀行を取り巻く状況は大きく変化しています。預金・貸出金業務が銀行業務の要であることに変わりありませんが、時代の変化に合わせてプラスアルファの役割が求められています。そうしたなかで百五銀行が力を注いでいるのが、地域のお客さまに寄り添ったコンサルティング業務です。
三重県内には、さまざまな課題を抱えたお客さまがいらっしゃいます。製造業の盛んな北勢地域では脱炭素化が大きな経営課題となっており、南勢地域で観光業や飲食業を営むお客さまは、販路拡大などの本業支援を必要とされています。そうした課題に対応するために当行は、2022年4月から開始した中期経営計画のなかで、「グリーン&コンサルバンクグループをめざして」という長期ビジョンを打ち出しました。
「グリーン」という言葉が表すのは、カーボンニュートラルへの移行を支援する取り組みです。専門チームを設置し、脱炭素化に向けたコンサルティングを行っています。脱炭素化の最初のステップである温室効果ガス排出量の算定から、実際の削減活動まで、一貫してサポートしていることが特徴です。
「コンサルティング」はビジネスの根幹であるお客さまのあらゆる困りごとを解決していくことを表しています。お客さまの多様化するニーズに応じた専門性の高いコンサルティングを可能にするのが、百五銀行グループの総合力です。本部の法人コンサルティング部などの専門部署やグループ会社が営業店と連携し、グループ一体となってお客さまの困りごとにお応えしています。

お客さまの信頼に応える喜び

百五銀行がめざすべき道は、「地域にとってなくてはならない銀行」になることだと私は考えています。言い換えるなら、「お客さまに頼りにされる銀行」になることです。そのためには、お客さまから何でも気軽に相談していただけるような信頼関係が必要になります。お客さまとの信頼関係を育む一番の方法は、やはり現場に行って直接話をすることです。お客さまの工場の様子を一緒に見てまわるなど、現場に目を向けた行動を繰り返すことを行員一人ひとりに求めています。
私たちが求める人材は、何事にも真剣に取り組み、自分の考えを持って行動できる、「真面目な人」です。常に意欲を持って自分の考えを発言すれば、それを実現できる風土が百五銀行にはあります。「三重県の産業を支えたい」「自分の力で地域に貢献したい」という意欲のある人、地域を愛する気持ちを持った人なら、必ず自分のめざす仕事を実現できると思います。
お客さまがお困りの時に「何とかできないか」と一緒に考え、課題を解決する。そうした仕事の喜びを、私自身もかつて経験してきました。お客さまとの信頼関係は何年経っても続き、喜びは記憶に残るものです。お客さまの信頼に応えることによって得られるやりがいを、これから入行される皆さんにもぜひ感じていただきたいと思います。

取締役頭取杉浦雅和
お客さまの信頼に応える喜び。