戻る

特殊詐欺にご注意ください

2023年12月18日

特殊詐欺とは、電話やメール等を使い、言葉巧みに現金等をだまし取る金融犯罪です。

1 オレオレ詐欺

お子さまやお孫さまをかたって、電話をかけ、現金等をだまし取る詐欺

相手 子・孫、病院・医師、会社の上司
手口 現金が必要(現金をとりにいく、宅配便で送付、電子マネー)
ポイント お子さまやお孫さま、ご本人の連絡先に連絡し、確認してください。

2 キャッシュカード等だまし取り詐欺

警察官や銀行員等をかたって、キャッシュカードや通帳をだまし取り、暗証番号を聞き出して、銀行口座からカード等で現金を引き出す詐欺

相手 警察官、銀行員、銀行協会・金融庁職員、百貨店店員
手口 カードが不正に使用されたなどといって、訪問した者にカードを交付させます。
  • カードを封筒に入れさせ、封印が必要といって、目を離したすきに、封筒ごと、すり替える手口もあります。カードを止めるために暗証番号が必要といって暗証番号を聞き出します。
  • カードの停止に暗証番号は必要ありません。銀行員や警察官が、暗証番号を尋ねることはありません。
ポイント 電話で取引銀行や口座番号、暗証番号を尋ねるのは、詐欺です。

3 還付金詐欺

市役所職員や銀行員などをかたって、医療費や保険料等の払戻し手続と称して、ATMを操作させ、現金を振り込ませる詐欺

相手 市町村職員、銀行員
手口 保険料などの戻し(還付)があるといって、ATMに誘導し、還付金の受取手続と称して、ATMから振込をさせます。
ポイント ATMを操作しても、還付金の受け取りはできません。

4 架空請求詐欺

サイトの利用料金未納、パソコンのウイルス除去費用、トラブルの解決金などと称して、架空の料金を請求、現金を振り込ませる詐欺

手口 料金未納詐欺:サイト利用料など未納の料金があるといって振込を請求されます。
サポート詐欺:ウイルス感染など警告画面を表示、作業費として電子マネー等による支払を要求されます。
ポイント 一度支払うと、様々な名目で繰り返し請求され、多額の被害になります。

5 投資詐欺

SNSや専用のサイトを通じて、暗号資産(仮想通貨)や外貨、FX(外国為替証拠金取引)などの投資話を行い、現金を振り込ませる詐欺

手口 SNSやメール等により、親密になり、専用のサイト等を通じて信じ込ませ、現金等を振り込ませるもの
ポイント 最初は払戻しもありますが、突然連絡がとれなくなり、多額の現金をだまし取られます。

ほかにも、国際ロマンス詐欺、融資保証金詐欺、ネット通販詐欺 などがあります。

詐欺の被害にあわないためには

(1) 電話やメールで、銀行取引や口座番号、暗証番号、残高など尋ねるのは詐欺です。ただちに、電話をきって、ご親族や警察、お取引の銀行窓口に相談してください。
(2) 口座番号や暗証番号、パスワード等は、絶対、人には教えないでください。
(3) 見知らぬ来訪者に、通帳やキャッシュカードをみせないでください。
(4) キャッシュカードの対策として、現金引出や振込の限度額を引き下げておくことも被害を少なくするという点で有効です。
(5) 在宅時も留守番電話にし、見知らぬ電話には出ないでください。不審な電話に対しては、かかってきた電話番号ではなく、電話帳等で調べた連絡先電話番号に連絡してください。
詐欺被害の大半は、ご高齢のお客さまになります。高齢者に対しては、ご親族から、特殊詐欺被害防止のお声がけをお願いします。
HOME