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百五銀行の金融円滑化基本方針

百五銀行(以下「当行」といいます。)は、健全な金融活動を通じて、活力と潤いに満ち、互いに信頼し合える社会づくりにつとめることを企業理念に掲げ、金融仲介機能の発揮に積極的に取り組んでいます。このようななか、当行は、「中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律」の施行もあり、金融円滑化に取り組むにあたっての基本方針を以下のとおり定めるとともに、頭取を委員長として当行の金融円滑化の取組みを統括する「金融円滑化委員会」の設置をはじめとする体制の一層の強化により、これを実践していました。今後も、下記基本方針に則り、中小企業者などに対する金融の円滑化に真摯に取り組んでまいります。
基本方針
1 当行は、金融円滑化を最も重要な役割の一つととらえ、積極的に取り組みます。
2 お客さまから新規お借入や借入条件変更等のお申込みがあった場合には、決算内容や業種等の外形的事実だけでは判断せず、お客さまの経営実態や特性も踏まえた総合的な判断のもと対応いたします。
3 お客さまから借入条件変更等のお申込みがあった場合には、ご事情をきめ細かくお聞きしたうえで、できる限り返済負担の軽減に資する措置をとるよう真摯な対応に努めます。
(1) 中小企業や個人事業主のお客さまに対しましては、現況および今後の経営改善や事業再生の可能性等を十分に勘案します。
(2) 住宅ローンご利用のお客さまに対しましては、財産および収入の状況等を十分に勘案します。
4 他の金融機関等とも取引があるお客さまより借入条件変更等のお申込みがあった場合には、お客さまの同意を前提に、当該他の金融機関等との間で相互に情報確認を行うなど緊密な連携を図るよう努めます。その際には守秘義務に留意しつつ、独占禁止法等の法令違反とならないよう、適切な方法で情報確認を行います。
(1) 中小企業や個人事業主のお客さまからの借入条件変更等のお申込みにつきましては、日本政策金融公庫や信用保証協会等の関係機関とも緊密な連携を図ります。
(2) 住宅ローンご利用のお客さまからの借入条件変更等のお申込みにつきましては、住宅金融支援機構や保証会社等の関係機関とも緊密な連携を図ります。
5 お客さまと保証契約を締結する場合は、「百五銀行の経営者保証に対する取組方針」に沿うとともに「経営者保証に関するガイドライン」(2013年12月5日「経営者保証に関するガイドライン研究会」により公表)を自発的に尊重し、遵守します。また、保証人のお客さまが本ガイドラインに則した保証債務の整理を申し立てられた場合は、当該ガイドラインにもとづき、誠実に対応するよう努めます。
6 お客さまに対する経営相談、経営改善支援および事業再生に積極的に取り組み、お客さまの経営の改善を通じて地域経済の活性化に貢献いたします。特に事業再生に関しては、地域経済活性化支援機構、事業再生ADRにおける認証紛争解決事業者、中小企業再生支援協議会等の外部機関とも緊密に連携していきます。
7 金融円滑化に取り組んでいくために、行員一人ひとりがお客さまの技術力や営業力、事業の採算性や成長力等の事業価値を適切に見極められるよう、能力の向上に努めます。
8 お客さまからの新規お借入や借入条件変更等のお申込みに対しては、迅速な回答に努めるとともに、契約内容等についてお客さまにご理解いただけるよう丁寧に説明いたします。また、やむをえずお申込みをお断りする場合には、その理由を可能な限り具体的かつ丁寧に説明いたします。
9 新規お借入や借入条件変更等に関するお客さまからのお問い合わせ、ご相談、ご要望および苦情相談の申し出については、取引店はもとより、本部関連部署も連携して、真摯に、適切に対応いたします。
10 金融の円滑化に関する取組みが適切に遂行されるよう、営業店および本部関連部署が相互牽制を図る適切な管理体制や、行員に対する研修・教育体制等、必要な体制を整備します。
以上