冠婚葬祭マナーのあれこれ Vol.1【祝儀袋編】

こんにちは!ピートです。
祝儀袋の正しいマナーに自信がありますか?

今日は、株式会社百五総合研究所の研究員さんに「祝儀袋の使い方の基本」を聞いてきたよ!

正しく祝儀袋を使いましょう

祝儀袋は正しい使い方ができないとお祝いの気持ちを伝えるどころか、相手を不快な気持ちにさせてしまいます。
祝儀袋の使い方の基本を確認しましょう。

祝儀袋の選び方

祝儀袋は、代表的なものとして、紅白の紐(水引)が結ばれているものや、印刷されているものがあります。また、お祝いの内容によって水引の結び方を使い分けます。

結び切り・あわじ結び(結婚や快気祝いなど)、蝶結び(出産祝いなど)

贈る相手、祝儀額によっても、祝儀袋の選び方は変わります。

  1. 祝儀額、贈る相手によってデザインを選ぶ
    • 祝儀額が多ければ、飾りが華やかな祝儀袋。
    • 祝儀額が少なければ、シンプルな祝儀袋。
    • 先輩や目上の人に贈る場合は、カジュアルなデザインを避ける。
      ※祝儀袋を購入する際、祝儀袋のパッケージに祝儀額の目安が示されていることが多いので、確認してみてください。
  2. 祝儀額、お祝いの内容によって水引の本数を確認
    • 水引の本数は5本もしくは7本がほとんどで、5本よりも7本の方が本数が多いことから、より丁寧な意味合いを持っている。
    • 結婚祝いの場合は、「喜びを重ねる」「両家が結びつく」という意味を持たせるため、通常の5本を倍にした10本が正式。

祝儀袋表書きの書き方

  1. 上段には贈る名目を書く。(「寿」や「御結婚御祝」)
  2. 下段には贈り手の名前を書く。
    • 連名の場合は最大3名まで。格上、年長の順に右から左に並べる。
    • 4名以上は代表者名を書き、左側に「外一同(他一同)」と書く。
    • 肩書を書く場合は、名前の右上に小さい字で添える。
    • 団体で贈るときは「(団体名)一同」と書く。
    • 表書きに書かない方の名前は、別紙に全員分の住所・氏名を書き、中袋に入れる。

1人の場合、夫婦の場合

2名の場合、3名の場合

4名以上の場合

包む金額の決め方

祝儀額は、縁起の良い数字にします。
偶数は割り切れるので「凶」とされ、奇数が「吉」とされています。
ただし「9」は「苦」を表す数字なので、避けます。
「2」と「8」は偶数ですが、「2」は「夫婦」や「ペア」という意味を持つこと、「8」は「末広がりで縁起が良い」ことから、許されるケースが多いようです。

【包む金額の目安】(結婚式の場合)

表:包む金額の目安

金額はあくまで目安となります。
地域の習慣や、お互いの関係においてルールがある場合はそちらを優先してください。

中袋の書き方

  1. 表面は、中央に「金参萬円」のように包んだ金額を漢数字で書く。
  2. 裏面には自分の住所と名前を書く。

    漢数字の参考例

  3. お札は新札を用意する。
    肖像画がある方を表にし、肖像画が上にくるようにする。

  4. 上包みに戻す。
    上包みに戻すときは、下側の折り返しが手前にくるようにする。
    「幸せが(落とさず)貯まりますように」との願いが込められています。

袱紗(ふくさ)の包み方

結婚式には、祝儀を袱紗(ふくさ)という一枚布に包んでいくのがマナーと言われています。

【包み方】

図:袱紗(ふくさ)の包み方

①~④の順に袱紗(ふくさ)を折っていきます

図:袱紗(ふくさ)の包み方

一枚布ではなく、祝儀袋を挟み込むようにして使う長財布のような形をした袱紗(ふくさ)もあります。

お祝いする気持ちに「マナー」が加わると、さらに良いよね!

提供:株式会社百五総合研究所

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