![]() 伊賀上野に生まれた漂泊の俳人・ 松尾芭蕉 。その足跡を伝える「芭蕉翁記念館」では、別館の茶室付和室で俳句会や お茶会が楽しまれています。近年は、西日南町の「蓑虫庵」でもお茶会が開かれるようになり、市内グループ「瓢竹会」 による月釜などが行われています。 芭蕉の高弟・服部土芳の住居で芭蕉5庵の一つに数えられる蓑虫庵は、“侘び・寂”の風情が漂う素朴な草庵です。苔むした庭に 元禄時代の典型的な茶屋造りの建物。天井はノネ板(楔を打ち込んで滝水に打たせた割れ板を薄く剥いだもの) を張り、杉を編んだ網代天井になっており、自然と真に向き合った先人達の数寄を見ることができます。
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![]() 月釜の様子 ![]() |
![]() 真宗高田派本山・専修寺の茶席「安楽庵」は、京都・伏見城から移築された と伝わっており 、千利休の長男・ 道安と織田信長の末弟・ 有楽斎長益好みの特徴を兼ね備えていることから両方の名を一字ずつ取り命名されています。 境内の林泉庭園「雲幽園」の池畔を行くと、潜り門に続いて内露地、待合、砂雪隠、そして茅葺き入母屋造りの茶室 。本室の入り口には刀掛けの棚や躙口があり、3畳台目中板入の中央の太鼓張りの襖が点前座と客席を仕切 っています。足の不自由だった道庵が道具を運んでから点前に移 ったという道安囲が特徴的で、貴人をもてなす意匠がそこかしこに 。古格を漂わせる三重きっての名席です。
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![]() 待合より露地を通って席入する ![]() |
![]() 三重県総合文化センターの一施設、男女共生社会実現の活動拠点として平成 6年に開館した三重県男女共同参画センター 「フレンテみえ (旧 女性センター) 」 。その日本庭園の一角に静かに佇む茶室 「和庵」は、近代的な総合文化センターの雰囲気からは窺い難い別世界を創り出しています。 設計は赤坂迎賓館・ 和風別館を手掛けた吉橋榮治氏。伝統を踏まえつつ現代的な意匠を凝らす建物としてしつらえられ、 4畳半茶室と 6畳水屋からなります。男性や外国の方も気軽に利用できるように配慮され、立礼席では椅子に座ってお手前を拝見することも。県民文化祭の催しをはじめ、県民の創造活動 を支援する自由な空間として利用されています。
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![]() 開放感溢れる茶室スペース ![]() |